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■誘拐されてから17年ぶりに故郷に帰る
[中国特快フォーカス:/2008/5/12 (Mon) 17:06]

最近、江西省進賢県の一人の女性は17年ぶりに故郷に戻ることができたという話を目にした。

この女性は、17歳であった17年前、同じ村の男性2人の経営する食堂で働いていたが、ある日突然「もう店はやらない、工場で仕事をするのはどうか?」と持ちかけられ、広東省に連れて行かれた。するとそこは工場ではなく一人の見知らぬ人の家で、彼女はそこで初めて自分が“売られた”ことに気づき、「自殺する」と大声で騒いだら、“買い主”は彼女が自殺をすることを恐れて別の家族に“転売”した。

“転売”先では2人の老人が彼女が逃げ出さないよう見張っていて、「大枚をはたいたんだから、損はさせてくれるな」といい、彼女の身分証も燃やしてしまった。さらに「売春宿に売られるか、一人の男性の妻として売られるか、どちらがいいか」と脅した。結局何人かの男性が彼女を見に来て、5日後にある男性が彼女を妻として“買い取った”。その男性はもともと精神病の妻がおり、彼女は“子どもを産むための道具”として買い取られたようだった。その後この女性は二男一女の母となった。

帰郷のきっかけは、2006年に訪れた。長男が事故で死亡したが、加害者が逃げてしまい賠償訴訟が解決しなかった。彼女は「実家の兄がこの問題を解決できる」と言って家族を丸め込み、旅費1000元(約1万6千円)を出してもらって汽車で18時間かけて懐かしい故郷に帰ることができた。

  時折、“人さらい”的なニュースを目にする。去年も子どもが誘拐され過酷な労働を強いられているのが発見され問題になっていた。今でさえそのようなことがあるのだから17年前だったらなおさらかもしれない。電話もよく普及しておらず、外界とも遮断されていたのだろう。汽車で18時間といったら中国ではそれほど遠い距離ではないが、お金も無く、逃げるすべも無かったのだろう。(もっとも「逃げたら男たちに捕まえられて強姦される」と脅されていたらしい)。

その記事では「彼女が幸せになることを願う」と締めくくられていたが、まったく同感である。



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