| ■大学入試、答案回収漏れ |
6月7日と8日の2日間、中国各地で大学入学試験が行なわれた。その2日目である8日午前、重慶に住む女子高校生である陳浩玉は、前日に引き続き試験会場に行って驚いた。なんと、自分が前の日に受けた数学の答案用紙がそのまま机の上に置かれており、しかも他の学生たちがそれをぺらぺらとめくって見ていたのだ。普通、一科目ごとに答案用紙は回収され、密封されて運ばれていく手順になっている。あわてて陳浩玉はその答案用紙をもって試験係員に事情を話した。試験係員は「跡で調査する」といってその答案用紙を受け取った。
クラスの主任教師の説明によると、実際に数学の試験で答案の回収漏れがあったこと、さらに試験会場は各教室ごとにビデオカメラで監視されていることや、彼女のこれまでの成績が比較的優秀であることなどから、確かにこれが彼女の答案であり、彼女の説明は信憑性があるとされているようだ。それで教育委員会はこの件に関して、引き続き調査するものの、彼女自身に責任は無く、今回の大学入試の合否判定にはほとんど影響しないだろうという意向を述べている。
当の陳浩玉は、なにしろ2日目の試験開始前にこの出来事が発覚したため、精神的に大変動揺し、その日の試験はとても集中力に欠き、実力を十分に発揮したと言える状態ではなかった。目下、答案回収漏れによる“損害”をどのように加味してくれるか、陳浩玉はじめ彼女の家族の心配するところとなっている。
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